🐾星屑からのメッセージ

ニンゲンたちのゴタゴタ
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旦那と三女が、珍しくコンサートに行ってきた。
行き先は、あの“異彩きらめく”音楽ユニット――星屑スキャットのコンサート。

ミッツ・マングローブさん、ギャランティーク和恵さん、メイリー・ムーさん。
結成は2005年、全員がアラフィフのドラァグクイーンユニット。
毒舌、本音、圧巻の衣装、そして本気の音楽。
どれもが「キワモノ」ではなく、「ほんもの」だったらしい。

三女は、おしゃれと個性の洪水みたいなステージに、最初は圧倒されていたが――
途中から目をキラキラさせて、こう言った。

「衣装すごい! めっちゃかわいい!」

隣で旦那もうなずき、
「なんで好きになったの?」という三女の質問に、すっと答えた。

「自分らしく生きてるのが、いいんだよね」

その一言に、三女も「そうだね…」。

いつも「空気を読む」ことで生き延びてきた三女。
父親とはこうあるべき。
組織ではこう振る舞うべき。
――そんな“べき論”に、ずっと囲まれてきた旦那。
気づけば、「父親らしさ」や「社会人らしさ」に、自分を押し込めていたのかもしれない。

でも本当は、誰だって、もう少し自由に生きたいのだ。

誰かにならず、自分でいること。
カラフルでも、地味でも、どっちでもいい。
でも、“自分の色”で立ってる人たちの姿に、なにか大事なことを教わった夜だったようだ。

ワシ(ネコ)はというと、「カルカン18歳から」を食べながら、
二人の「ちょっとだけ自分を好きになる瞬間」を、こっそり見守っている。

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